kandorikoのブログ

ハイコンセプト時代の「ドラマ系」エンジニア。 

ハイコンセプト時代の『ドラマ系エンジニア』

セミコンGP2017 PCトラブルの失敗学的な考察 その3(ラスト)

 

ドラマ系エンジニア 神取です。

≪ PCトラブルの失敗学的な考察 ≫

私の大好きな「セミナーコンテスト」。その全国大会が、1/29日 京都のロームシアターで行われました。PCトラブルに対する考察です。

長すぎたので3回(①と②と、今回③④)に分けています。最後の考察です。

①結論:セミコンGP2018では、失敗学の『原因/経路/結果』の3つを、
     次回はブレインストーミングしておきたい。

②理由:トラブルは、確率論です。ハインリッヒの法則に従う。必ず発生する。

③具体例:今回の事例。材料に使用したい。

④再度、結論:同上。

今回こそ、本当にお堅い内容なので。
1人くらいしか理解できないかも・・・とは思いながら、それでもいいや!と思って記載します。読み終えた方、もしコメント可能なら、頂けると嬉しいです。

③《具体例》

この失敗曼荼羅の使い方を、「セミコンGP2017でのPCトラブル」の例を示します。

 ③-1. 「なぜ起きたのか(原因)」です。 まず、これから。

   原因を、みんなでマンダラを見ながら飲み明かしたいですが。

   今回は一人で、まずは解析。

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 今回、原因!を抽出するのであれば。

 ・未知:未知の事象発生。

 ・無知:知識不足。(会場側の機材・配線)

 ・環境変化への対応不良:使用環境変化

 

 原因が無かった!と私が思っているのは。

 ・不注意

 ・手順の不順守

 ・誤判断

 ・調査・検討の不足

 ・価値観不足・・・なんて、あり得るハズが無い(笑)。みんな協力的!

 ・企画不良

 

 脱線しますが、

 ・組織運営不足・・・は、余り考えたくないです。

 プロの会場設営で言えば。当日のデータ差し替え、と言うリスクが起きるようなことは・・・しない、と考えています。事前準備は、入念にやりますし。
 比べてセミコンは ⇒ 当日まで、出場者さんが頑張って、パワーポイントの作り替えを徹夜でされていたりします。これを、プロと同じ様にしたら、セミコンが楽しくなくなってしまう(笑)、、、が、私の感覚。また、プロをあえて使わないで、サポーターがしている理由は、「プロがやっている事を理解できるようになって欲しい」と言う、温かい主催者(立石さん)のお考えに沿っているから、だと考えています。

 

 失敗曼荼羅が面白い!と思う点。

 失敗の特定時、いろいろとみんなで議論するのですが。先入観が入ってしまうと、真の要因とは異なるポイントで議論が活発になり。それ以外の議論が漏れる・・・・なーーんてことが良くありました。

 議論を広げ過ぎるのは、問題ですが

議論がされないのは、もっと問題。

どちらも解決してくれるのが、失敗曼荼羅の良いところ、だと思っています。

 

次に。

 ③-2. 「どうしたら防げるか(行動・経過)」

これも、まずは一人で解析。

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今回、行動・経路!を抽出するのであれば。

 ・非定常行為:非常時行為。

 ・計画不足:予備品の準備(壊れる想定の外で発生)

 ・非定常動作:状況変化時動作

 このため、時間が掛かった。

 

 原因が無かった!と私が思っているのは。

 ・他全部。パニック状況下でも、誤対応は発生していない。
  ↑素晴らしい!事ですよね。

 

今回、こんなこともありました。

トラブル発生直後。葛石さんが、画像分岐VSP-A2の代わりに、非増幅型のケーブルに付け替えています。これは『状況変化時動作』。増幅率が足りなくて、画像が乱れた・・・事が判明したので。分岐を使わない回路に落ち着いています。
 PC班は、今回のトラブル時も、『対策の範囲を 狭める!』様に、着実に行動されていました。

 ※ 次回のセミコングランプリの準備段階で、この『経路』の部分で、もう少し『出来る事があるのではないか?』とブレーンストーミングをしておきたい、と考えています。

 だって、『原因』があれば、確率論で、必ず⇒『行動・経路』のステージに移行するから。

 最後に。

 ③ 「何を想定したらよいか(結果)」です。

今回、結果!を抽出するのであれば。

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 ・機能不全:ハード不良。 (ソフト/システム不良は、疑ったけど、問題なかった)。

       諸元未達。(挑戦者が、モニタを確認できない)。

 ・不良現象:解析待ち(たぶん、電気故障)

 ・破損:破壊・損傷  (劣化ではなかった。PC再起動も、復旧せず)。

 ・精神的被害:画像が乱れた時、Stopを掛けられなかった。
       あと、いわいさんが懇親会で男泣き。←消した方が良い?(笑)

 ・組織の損失(未遂):時間が間に合わなかったら、大きかった。

 

次回のセミコンGP時は、上記以外の事も起きるかもしれない・・・・と考えて。ブレーンストーミングをしたいですね。

 では、おさらいです。

①結論・ポイント:次回、失敗学の『原因/経路/結果』の3つを
     ブレインストーミングしておきたい。
②理由:トラブルは、確率論です。
    ハインリッヒの法則に従う。必ず発生する。
③具体例:今回の事例。材料に使用したい。
④再度、結論:同上。

 

最後に。   ・・・なげーなぁ~。すんまそん。

なんか、セミナーみたいな構成の文章になってしまいました。

なんだろう・・・。今回の件。ぜんぜん「反省していない(笑)」。

「事前に、何か出来ただろうか?」とも考えたが思いついていたら、やっていたと思う。

ご迷惑をかけた事は事実なので、非常に申し訳なくは思っている。

反省と謝罪って、並行するのかもしれないですね。←自分でも、意味不明。

 

さぁ、着実にPDCAを回して、来年も頑張りましょう~。

PS.

最高の仲間・絆ができて、私としては最高でした!

 

ドラマ系エンジニア 神取でした。

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